カリフォルニア通信

胸が踊るような何かを、カリフォルニアの空の下から。ロードバイクと写真と音楽と物理について。

練習ライドに行こう!ロードバイク初練習の進め方【準備編】

ロードバイクを手に入れて、ウエアとツールを用意したらついに練習ライド、初のセミロングライドに出かけることができます。

でも不慣れな機材で初めて遠くに行くのは誰でも不安なもの。ここでは安全に楽しく初ライドを成功させるための準備と内容を紹介します。まずは準備編、前日までに済ませておきたい準備のしかたをまとめます。

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練習ライドに行こう!【準備編】ライドの前に

1.ルート確認

どこに行くのか、どれくらいの距離を走るのかという目安を決めることは何よりも大切です。サイクリングは頑張り具合によってスピードも体力の減り方も断然変わってきますのでペース配分の大まかな目安を知ることで最後まで力尽きることなく安心して楽しむことができます。

初めてのライドの場合は自分で安心して走れる距離と土地勘のあるルートを優先するのがよいでしょう。サイクリングロードや峠など魅力的な場所はどこにでもありますが、ソロライドの場合は特に道中で不安になりやすいもの。確実に行って帰ってくることを繰り返すことで自信をつけていくのが大切です。ルートはグーグルマップやルートラボ、Stravaなどのwebサービスを使って作るのがおすすめです。意外と知られていないのですがグーグルマップは経由地点を手動で指定しながら自転車ルート作成すると自転車で通りやすい道を教えてくれる機能もありますので、他の自転車専用サービスに慣れていない場合はそちらもおすすめです。ルートを作成したら保存するだけでなく印刷してサドルバッグに入れたりトップチューブ(自転車フレームの一番上側の水平なチューブ)に貼り付けておいてスマホ等の電池切れにも備えましょう。

距離は初心者には20km-50km程度がおすすめです。体力や土地勘にもよりますが平地なら片道1時間、往復2時間程度だと激しく疲れることもなく次のライドにつなげられます。よくローディーが「100kmは当たり前」と言うのを見聞きすると思いますがそれは慣れた人が見栄を含めて言うセリフであって、距離よりも坂道の勾配や風向き、平均出力(ペダルを漕ぐパワー)といった要素のほうが大切です。経験者でも上り基調の50kmは苦行になりますし初心者でも下り基調の道なら100kmは楽にいける場合があります。距離よりも内容。自分にあった計画を立てましょう。

 

2.スケジュール確認

ルートを決めたらそれに合わせた時間配分の計画を立てましょう。初心者はペースを把握するのが難しいかもしれませんが信号等が極端に多い場所でなければ平地は20-30kmを1時間から1時間半程度で走破するのが無理のない範囲となります。輪行(自転車を解体して専用の袋に入れた上で電車に持ち込む移動方法)の用意がなければ帰りも来た分だけ戻ることになりますので体力を温存できるペースで計画を立てましょう。目的地(折り返し地点)にカフェやコンビニなど簡単に休憩できる場所があればそこで少し休んでから帰るのもよいでしょう。ライドに必要な時間が計算できたら出発時刻と到着時刻の目安を決めておくとあとで持ち物を準備するときに役立ちます。

 

3.天気の確認

サイクリストは四六時中天気予報を気にする生き物です。当日の天気を確認するのを忘れてはいけません。ロードバイクはスピードに特化した構造上環境の変化に弱いので、路面がぬかるんだりホイールのリムが濡れたりすると走行性能が格段に落ちます。天気が悪い予報のときは延期するか万全の対策をしましょう。またある程度の距離を走る場合は目的地の予報を確認することも大切です。

 

4.持ち物確認

これが一番楽しい準備となります。ロードバイクは多くのものを持ち運ぶためには作られていない上に基本的にカバンも持たずに乗るものなので何でも持っていけるわけではありませんが、持っていきたいもの・必要なものをどうやってうまくまとめるかということを考えるだけでもライド当日への意欲が高まってくるものです。持ち物は

1.安全のためのアイテム(ヘルメット、パンク修理セット、マルチツールなど)

2.体力維持のためのアイテム(水筒、補給食、上着など)

3.他に持っておきたいアイテム(スマホ、お金、小型カメラなど)

と分類すると分かりやすく忘れ物も少なくなります。

以下のGCNのビデオが分かりやすいので参考にしてみてください。英語をきかなくても映っているものを見れば内容は簡単に理解できます。

・サドルバッグの中身編

www.youtube.com・いろいろ持っていく編

www.youtube.com・最低限の必需品編

www.youtube.com

 

5.トラブル対処方法の確認

持ち物の中に必ず含まれる最低限の修理キット。でもいざというときに使い方が分からなければ持っていても意味がありません。短いビデオを見てパンク修理のしかたを頭にいれておきましょう。もし余裕があれば実際にチューブ交換をしてみるのがベストですが動画を見ておくだけでも断然違います。スマホの電池が残っていればパンクした際にこのビデオを見ながら実践するのもアリです。

・GCNのパンク修理ビデオ

www.youtube.com・日本人YouTuberけんたさんとお馴染み「輪行マイスター」による修理講座

www.youtube.com ・予備チューブもパンクしてしまったり変速機が破損した場合の応急処置

www.youtube.com

まとめ

上記の手順で準備を終えたら次はいざ出陣、実践編となります。ライドの前日は深酒は避けて睡眠をしっかり取りましょう。次の記事【実践編】ではライド当日に気を付けたいポイントやライドをもっと楽しむためのアイデアを紹介します。

ではまた。

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