あけましてグラベルロード(3/3)購入編
あけましてグラベルロード。
あけましておめでとうございますと言っているうちにいつの間にか2月。師走って本当は1月のことだったんじゃないだろうかというくらい一気に過ぎ去っていきました。
もうあけましておめでとうというような時期でもないかもしれないけど、シリーズなのでタイトルは維持しつつグラベルロード紹介の最終回。
前回予告した通り2018年早々にグラベルロードを購入したので自慢します。
日本は雪やらインフルやらで大変そうですがカリフォルニアは平均気温が既に20℃前後(!)。もう春ですねといわんばかりの穏やかな気候で趣味に時間を費やすには完璧の季節となってきています。
グラベルロード Verenti Substance Sora 2017
さて、去る1月上旬に今年最初の大きな買い物として上記の通りグラベルロードを購入しました。VerentiはWiggleが独自に展開するエントリークラスのロードとグラベルロードのブランド。ブランド料がゼロに近いことからコストパフォーマンスに優れており、見た目もクロモリフレームならではの細さですっきりしています。
セール期間につき定価の60%くらいで購入できたので市場に出回っているロードバイクの最安値くらいでグラベルバイクを手にすることができたことになります。これは大きい。
カリフォルニアにはオフロードのトレイルがたくさんあるし、だからこそあえてカーボンでも高級コンポでもないバイクを持つことには意味があるような気がします。軽量高速(そして高価)なロードバイクを持っているからこそ二台目のサブバイクは細かいことを気にせず使い込めるのが大事です。ハチロク的な。
主なスペック
スペックというほどのものはないけど、ロード乗りならこれを見ればだいたい想像がつくと思うのでこの自転車の概要を載せておきます。
詳細はWiggleにて。
#フレーム: Verenti Substance 2017
#フォーク・フレーム共にクロモリ。走行時重量12kg弱
#STI: Sora 触覚のない世代
#ブレーキ: TRP ケーブル式ディスクブレーキ
#タイヤ: 38c トレッド
#ホイール: CXD26
#クランクセット: FSA
どれもオフロードのロングライド程度であれば余裕で実用に耐えるレベルで信頼のおけるコンポーネントながらトータルとして低価格に抑えられているのが特徴。
後述しますがリムブレーキのロードバイクに乗っていると低価格モデルでもディスクブレーキには感動します。
デザインに特別な格好良さはないものの無難にFSAとシマノでまとまっている足回り
そして初ライド・初オフロード!
到着した当日に自宅で組み立てて、いざ出陣。
まずは登り慣れた自宅付近のミニ峠でメインバイクとの感覚の違いをテスト。
...登ります、これ。
初体験のクロモリフレームは意外な軽快さを持ちつつ安定感をもって支えてくれます。カーボンフレームが漕ぐものだとしたらこちらは乗るものという感じ。タイヤの太さもあわせて安定感を出してくれます。
タイムは誤差の範囲内で明確な違いはなし。クライムのタイムは割とその日のメンタルで決まるような気がします。
ひとつ気付いたロードとの明確な違いは、高速区間(緩やかな下り等)で太いタイヤとリムが大きな音をたてて風を切っていること。ロードバイクで時速40kmあたりを超えると聞こえてくるコオオオォというあの音が時速20kmくらいから聞こえてきます。
トレッドの有無も含めてきっとここにレーシーかそうでないかという違いがあるのでしょう。
でもグラベルバイクでロードレースに出るわけじゃないんだから気にしない。
週末にも時間を作ってグラベルバイクの本領・オフロードに出陣。
サスペンションはないしハンドルバーは幅が狭いからかなり気を遣わないとコントロールが難しいものの、走破力という意味だとフロントサスのMTBにも負けないのではないかというレベルでガンガン進みます。ダウンヒルはブレーキの微調整が必須。オンロードとは違うクイックな反応が必要になる気がします。
おまけで付いてきたプラスチックのフラットペダルだけはオフロードには最悪だった(泥がつくと滑りまくる)のでMTB用のゴツゴツした金属ペダルかSPDペダルに変えるのが良さそうです。そんな予算はどこにもないけど。
さらに布教
私がこの記事を書くのにモタモタしている間に実はもうひとつ変化がありました。
グラベルバイク楽しいよ!と話したところMTBからロードへの乗り換えを検討していた友人が即決でVerenti Tiagraを購入してくれたのです。
いやーよくそんな貯金あるなー()という尊敬?羨望?はさておき、彼はディスクブレーキと太タイヤを装備したこのロードバイクをいたく気に入っているようです。
そんな彼とは先日非常に綺麗な場所にライドに行ってきたので次の記事で詳細に紹介しますね。
まとめ
グラベルロードはディスクブレーキと太いタイヤを装備した上で耐久力を高めたロードバイクです。レースでなければ基本的にロードバイクにできてグラベルバイクにできないことはありません。逆にオフロードでの走破性が高すぎて、そしてその信頼性ゆえにどこにでも連れていけるのが楽しすぎて、サブの機材としては最高の選択でした。
少し安っぽいサドルを身体に合うものに帰れば相当な長距離でのロングライドにも問題なく使えそうです。
そしてWiggleの独自ブランドは周知こそあまりされていないものの自転車を扱う会社ならではの丁寧な組み立てと間違いのないパーツ選びで圧倒的なコスパを実現していることも分かりました。
フルカーボンのハイエンドロードにボラウル履いてパレサイに行くのも良いけど、やっぱり自転車は乗ってこそ・景色と風を楽しんでこそのものだと私は思います。
海外でも似たような傾向があるらしく、グラベルバイクでのレースなども盛んになってきているとのこと。
ちょっと普段と違う横道にそれて非舗装路を走ってみたいなーと思うような日の相棒に、グラベルバイク、いかがでしょうか。
それではまた。